【マスターリース・サブリース・一括借り上げ】今流行りの一括借り上げってどうなの？

今回は最近注目されてきている一括借り上げについて、

説明していきたいと思います。

一括借り上げとは

一括借り上げとは不動産屋がその物件の所有者から物件を借り上げ、第三者に転貸する事です。

いまいちピンとこないと思うので、

所有者から見た時のメリット・デメリットを記載していきます。

・空室リスクがないため、安定した収益が上げられる。

→不動産屋が部屋の空き状況に関わらず借り上げてくれるので、

空室を心配する必要がありません。

・賃貸借契約書の貸主情報が不動産屋になる。

→入居者との賃貸借契約は転貸している不動産屋と入居者との間で交わすため、

所有者の電話番号等の個人情報が記載されません。

※重要事項説明書には所有者の登記簿上の名前・住所は記載されてしまいます。

・満室時の収入が相場より安くなってしまう。

→不動産屋はリスクヘッジのため、相場より安い賃料で借り上げます。

・入居者を選ぶことができない。

→不動産屋が貸主となるため、所有者で入居者を審査することができません。

上記がメリット・デメリットです。

修繕費や原状回復費は所有者の負担になりますので、

一括借り上げ後でも収益がしっかり回るかを検討した上で行うようにして下さい。

一括借り上げと併せてよく話にあがるのが、

マスターリースとサブリースという言葉です。

難しいことはないので説明していきます。

一括借り上げをする時に、所有者と不動産屋で交わす契約の事です。

不動産屋と入居者で交わす契約の事です。

つまり、不動産屋は物件を一括借り上げする旨のマスターリース契約を所有者と交わし、

その物件を第三者に転貸するために、第三者（入居者）と交わす賃貸借契約をサブリース契約と言います。

一括借り上げにはメリット・デメリットがあるため、

一概にやったほうがいい・やらないほうがいいとは言えません。

しっかりとメリット・デメリットを理解した上で、

収益のプランを組むことが大切です。